「コロナ明け旅行」のブームに向けたSNS広告キャンペーンの攻略法

小畑 鑑人 Jun 14, 2021 11:00:00 PM

世界各地でワクチンの接種が進んでいることもあり、夏に向けてオンライン上で「コロナ明け旅行」の予約をする人が増えています。中には1年以上、地元から出ていない人もおり、ストレスの反動で82%の人が既に2021年の旅行計画を立てています。

これらはリベンジ消費の流れの一環です。ブルームバーグエコノミクスの試算によると、アメリカ国内だけでもパンデミックの余剰貯蓄から約1.7兆ドルの支出があると考えられています。世界的に見ても、最高の夏を過ごしたいと思う人は非常に多いと見られています。では旅行代理店のマーケティング担当者や広告主は、この予想される需要の急増にどのように備え、活用すればよいのでしょうか?

ショッピング・ジャーニーを通じて消費者とつながる

すでにいくつかのブランドはこのような消費者の新しい行動の変化に合わせた広告キャンペーンを開始しています。調査によると、広告主の間で最も人気があるのは依然としてFacebookで、76%の企業が今年FacebookへのSNS広告費を増やすと回答しています。また、TwitterとInstagramも人気があり、2021年にはマーケティング担当者の約半数(44%)がTwitterへの広告宣伝費を増やし、3分の1以上(38%)がInstagramへの広告宣伝費を増やすと回答しています。

これらのプラットフォームにはそれぞれ利点がありますが、最大の効果をあげるためには、広告主は今日の旅行者とコンシューマージャーニー全体でつながるためのマルチプラットフォーム戦略を展開する必要があります。

ダイナミッククリエイティブによるパーソナライズド広告 

旅行関連のブランドはここ最近数週間の勢いに注目し、2021年の2月に入ってから着実に広告費を増やしています。広告主にとっても、需要の高まりを受けてCPM価格が上昇しており、年初からのCPM上昇率は30%を超えています。

航空会社やホテル、クルーズ会社、予約サイト、配車アプリなど、この巨大な市場に属するあらゆるサービスがこの勢いを後押ししています。旅行業界の再興は(今のところ)米国とアジアに集中しており、欧州はまだ大部分が封鎖されているため、地域ごとにパーソナライズやローカライズの必要性の高まりを受けて、クリエイティブとダイナミック広告に力を入れ始めています。

この時期に成功を収めるためには、旅行関連や小売業に属する広告主は、適切なエンゲージメントの方法と投資に特に気をつける必要があります。マーケティング担当者は現在の状況を把握し、SNS広告のデータを分析、そしてオーディエンスに応じてターゲットとすべきプラットフォームを決定しなければなりません。その中でも真にインパクトを与え、強力なSNSキャンペーンを展開するためには、クリエイティブテスト、ローカライズ、パーソナライズ、ダイナミック広告、自動化などに焦点を当てる必要があります。これらは広告戦略を強化し、高いレベルのエンゲージメントを提供するためには必要不可欠な要素です。

クリエイティブテストを積極的に活用する

今こそ様々なクリエイティブやメッセージを試し、消費者に何が響くかを見極める必要があります。パンデミックや旅行の状況は刻々と変化しているため、広告主は(客室などの)清掃方針、柔軟なキャンセル、マスク利用など、様々なメッセージを取り入れて、消費者の心に最も響くものを見つけ出さなくてはなりません。

データを活用してクリエイティブを制作すれば、こうした消費者のインサイトこそが旅行ブームにうまく乗るための答えであることがわかります。つまり、広告主がどのようにクリエイティブに対応するかがSNS広告成功の鍵となると言えます。

ローカライズとパーソナライズでさらなる高みへ 

パーソナライズとローカライズにより、消費者とのエンゲージメントの可能性が引き出されることによって、SNS広告キャンペーンが成功し売上を伸ばすことができるようになるでしょう。広告主の存在感を高めるためには旅行者をターゲットに、カスタマイズされたメッセージ、パーソナライズされた価格設定で地域に密着したオファーを大々的に展開する必要があります。

実際、Adweekの調査によると、割引やお得な情報が含まれていると旅行を予約するユーザーの数が増えると言われています。

ダイナミック広告と自動化へのチケット

旅行を予約使用しているユーザーは、お得な情報や目的地を探すために、常にSNSをチェックし、より良いオファーを探し続けています。その状況を打破し、広告主が注目を集めるためにはロゴなどのブランド要素に加え、魅力的な価格や夢のような目的地の詳細を手持ちの素材から組み合わせたダイナミック広告の活用が最も適しているのです。

結局のところ、旅行ブームに関しては他の時代やトレンドと同じルールが適用され、それに対しての適応が重要です。成功を収めるため、マーケターは進化し続ける旅行経済と消費者の嗜好に合わせて、SNS広告戦略を継続的に適応させる必要があります。

対面式のタッチポイントが日常生活に戻ってきたとしても、SNS広告は消費者がお気に入りの旅行関連ブランドを見つけ、フォローし、購入する流れにおいて重要な役割を果たすでしょう。SNS広告の成功の柱となるソリューションや戦略を導入し、適切なソーシャルプラットフォームを利用することで、広告主はこの記念すべき旅行シーズンの成功に向けてよりスムースに離陸ができることでしょう。

また、SNS広告戦略についてご質問があれば、お気軽にご連絡ください。

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著者
小畑 鑑人
Smartly.io 日本チーム インターン。2022 年 4 月から ユニコーン企業に入社予定。横浜国立大学 4 年。

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