消費者の変化がどのようにSNS広告を変え続けているか

坂本 達夫 Nov 15, 2020 10:21:52 PM

2020 年 5 月、弊社 Smartly.io は世界中の一般消費者を対象に、コロナ禍において SNS 広告に対してどのような態度変容が起きているかを理解するための調査を行いました。

それから数ヶ月経過し、弊社では改めて、消費者の視点から物事がどのように変化したのか、あるいは変化していないのか、そしてこれが広告主にとって何を意味するのかを再確認するための調査を行いました。

2020 年 8 月に 2,000 人以上の一般消費者を対象に調査を行ったところ、一部の消費者の考え方はコロナ前に戻ったものの、コロナ禍の前と比較すると異なっている部分が大きいことも明らかになりました。

この調査により、私たちは広告主が世界の SNS 広告の状況をより深く理解し、消費者とよりつながりやすくなることができるようにサポートしたいと考えています。

調査結果は以下の通りです。

SNS 経由での購入が増加

2020 年 5 月には、世界の消費者の 48% が『過去 30 日間に SNS 広告で商品・サービスの購入をした』と答えていますが、8 月にはこの割合が 51% まで上昇しています。しかしながら、国ごとによって異なる部分もあります - 例えばイタリアでは消費者の 38% が『過去 30 日間にソーシャル広告から購入した』と答え、スペインでは 17% でした。

しかし、世界の他の地域では、その数は増加しています - 例えばインドでは、5 月の 73% から 8 月には 78% に急上昇しました。同様に、メキシコとブラジルの消費者の 81% が『過去 30 日間に SNS を通して購入を行ったことがある』と答えています。

大きく変動した CPM

コロナ禍の当初、一部広告主が広告出稿を控えたことなどにより、広告費の総額が減少した一方、広告枠が増加したことに伴い、CPM (Cost per Mille) は下がりました。それ以来、業界は極端な変動を経験しています。

実際、過去 6 ヶ月間の米国の小売業者の CPM 率の変動は、SNS 広告をマーケティングミックスに採用した場合、すぐに効果を実感できる大きな可能性を示しています。そのため、これまで以上に広告主が一貫したパフォーマンスを維持するために、広告に関連性を持たせることが重要になっています。

Facebook が情報収集先としてリード

コロナ禍において、最も利用している SNS は何かと消費者に質問したところ、Facebook が全ての国で上位を占めました。世界の消費者の 43% がコロナ禍に Facebook を『最も利用する SNS』として選択しており、YouTube (24%) 、Instagram (15%) がそれに続いています。

Facebook 社はまた、特にロックダウン (外出制限) 中にメッセンジャーアプリの使用が急増したと報告しています。Pinterest、Snap、TikTok もこれに追随し、コロナ禍はプラットフォームのエンゲージメントを全面的に高める効果があったと言えます。

「ストーリーズ」に惹かれる消費者

フィードに表示される内容をユーザーたちが慎重に選んでいる今、ストーリーズ (フォーマット) 上で魅力的に見せることの重要性をマーケティング責任者たちは徐々に理解しています。例えば、ブラジルでは、回答者の 25% が『SNS で最も受け入れているフォーマット』としてストーリーズ広告を選択している通り、ストーリーズ広告に対するニーズは非常に高くなっています。

反対に、各国を見渡してもメッセージングアプリやチャットボットは、消費者の間で最も人気のないものでした。これは『広告のように見える』コンテンツは無視されるが、消費者がすでにソーシャル上で見ているものとシームレスに融合するコンテンツは、注目を集めるための大きなチャンスがあるということが言えそうです。

詳細については、こちらのレポートをご覧ください: 2020年におけるSNS広告の進化 (The Evolution of Social Advertising in 2020)。
また、前回の調査結果を元に、Moonshot 菅原健一氏と行ったウェビナーの動画もぜひご覧ください。

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著者
坂本 達夫

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